[CPUクーラー]空冷か水冷どっちがいいの?

PC・ガジェット
スポンサーリンク

CPUクーラーには空冷と水冷の二種類があり、どっちを選べばいいか迷いますよね。

それぞれに特徴があり、メリットとデメリットが異なってきます。

どっちを選べばいいの?と悩む方に向けて空冷と水冷の違いを解説していきます!

スポンサーリンク

空冷CPUクーラー

冷却方法

空冷のCPUクーラーは、ファンの回転による空気でCPUを冷まします。

CPUの熱を、密着しているヒートスプレッダが伝導させ、ヒートパイプを通してヒートシンクに運ばれます。

ヒートシンクは空中に熱を放出する役割があり、さらにファンによってヒートシンクを冷やす、という感じでCPUを冷やしていきます。

トップフロー型とサイドフロー型

空冷には二種類あり、トップフロー型とサイドフロー型があります。

トップフロー型は、ファンがCPUに対して平行についており、上から風を当てます。

そのため、CPUだけでなく、周辺のパーツにも風が当たり、同時に冷やすことができます。

高さが低いので、PCケースを問わずに取り付けることが可能です。

サイドフロー型はCPUに対してファンが垂直についています。

エアフローを確保しやすく、CPUのみの冷却効率で考えると、トップフロー型よりも良いです。

しかし、構造上、高さが必要になるのでPCケースによっては取り付けられない場合があります。

水冷CPUクーラー

冷却方法

水冷型は空気で冷やすのではなく、冷却水と水冷ヘッドを用いてCPUを冷却します。

冷却水はチューブを伝ってラジエーターに移動し、ラジエーター内のファンによって再度冷却される、という循環をしています。

CPUにファンではなく水冷ヘッドがついているので、見た目は空冷型よりもすっきりしています。

簡易水冷と本格水冷

水冷型にはさらに、すべてが一体化している簡易水冷と、チューブ、ラジエーター、ヘッド等のパーツをそれぞれ買い揃える本格水冷があります。

簡易水冷は、ケースに搭載できるラジエーターであれば、空冷型のように取り付けのみで使用することができます。

本格水冷の場合は自分で組み合わせを選ぶことはできますが、かなりコストがかかります。

冷却性能

空冷型と水冷型での冷却性能を比較すると、製品にもよりますが、水冷型の方が高いです。

CPUクーラーの中でもっとも冷却性能を高くできるのは、本格水冷でパーツ等にこだわることでしょう。

しかし、オーバークロックを行わなかったり、そこまで負荷の多い作業を長時間行ったりしない限りは空冷型でも冷却性能は十分間に合うでしょう。

値段は?

値段の比較をすると、空冷型のほうが安く、5000~10000円付近で買える製品が多いです。

一方水冷型は、安くても1万円以上はするものがほとんどです。

本格水冷をする場合、パーツの選び方にもよりますが、最低でも2~3万円以上はします。

そのため、本格水冷は自作PC初心者にとってはかなり敷居が高く感じますね。

結局どっちがいいのか

どちらのCPUクーラーを選ぶか、ということですが、私は空冷をおすすめします。

CPUを冷やす、という観点だけで見るとたいていの人は空冷で十分ですし、値段的にも能力の高いものに手を出しやすいです。

でも、水冷クーラーってかっこいいんですよね。

もちろん、見た目はあまり気にしないし、という人ももちろんいるとは思います。

ただ、自作PCを組むような方には、水冷にあこがれる人もきっといるでしょう。

というか私が憧れています。

なので、やってみたい、興味がある、という人は挑戦してみてください!