マザーボードは、CPUやメモリ、グラフィックボードなどのほとんどのパーツを接続する基盤です。
マザーボードの規格によって取り付けられるメモリの数やケースの大きさが変わるので、きちんと知っておきましょう!
マザーボードの規格の種類
マザーボードの規格は数種類あり、自作PCで主に使われるのはATX、Micro-ATX、Mini-ITXがあります。
大きさはATX > Micro-ATX > Mini-ITX といった感じになっています。
ATX
ATXはおそらく、もっとも一般的な規格でしょう。
大きさは最大で244×305mmほどあり、広さに余裕があるので多くの機能を追加することができます。
メモリは4つ以上は積むことができ、拡張スロットは最大7基搭載することができます。
ミドルタワーからフルタワーのケースに積むことができます。
それよりも小さいサイズであるミニタワーには積むことができません。
Micro-ATX
ATXより一回り小さいものがこのMicro-ATXです。
大きさは、ATXより横幅が小さい244×244mmの正方形となっております。
小型のケースによく使われる規格なので、省スペースにしたい方にはおすすめです。
拡張性はATXよりも少ないですが、メモリは2から4つまでは積むことができますし、拡張スロットは4つあるものもあります。
そこまで高性能なものを目指さないなら、Micro-ATXでも十分だと思います。
コスパもATXよりは高いものが多い印象があります。
ただ、拡張性を重視したいならATXのほうがいいかもしれません。
Mini-ITX
Micro-ATXよりもさらに小さいサイズのマザーボード、それがMini-ITXです。
大きさは170×170mmで、Micro-ATXよりもコンパクトな正方形です。
小さいので、当然拡張性もかなり少なくなっており、拡張スロットは1つ、メモリは1つ、多くても2つしか積めません。
キューブ型のケースなどかなり小型のものに搭載することができます。
スペースのないところにPCを設置しなくてはならない、というときに便利です。
小型のPCにあこがれる人はこの規格で作ることをおすすめします。
対応したケースを購入しよう
ケースによって対応しているマザーボードの規格が違います。
大きめのケースにMicro-ATXなどの小さめのマザーボードを付けることはできますが、その逆は不可能なのです。
設置したいスペースと相談して、ケースとマザーボードを選ぶようにしましょう。
CPUソケットに対応しているマザーボードを選ぼう
CPUはおもに、Intel製かAMD製かの二択だと思います。
CPUとマザーボードのソケットが同じでないと使うことができません。
同じIntel製のものであっても、世代が違うとソケットの形状が違うことがありますので、注意して選びましょう。
マザーボードを選ぶときには組み合わせが重要
マザーボードは様々なパーツとの兼ね合いがあるので、注意する必要があります。
たとえばこの記事で紹介したような規格、ソケットの形状や拡張性については、あらかじめ確認しておきましょう!