PCを普段から使う人にとってはキーボードは常に触るものなので、こだわりたいですよね。
打鍵感やサイズなど人それぞれの好みがあるキーボードですが、パーツを買って自作する「自作キーボード」なるものが存在します。
この記事では、
・自作キーボードのメリットデメリット
・必要になるパーツ
・自作キーボードのパーツショップ
をご紹介します。
キーボードの自作って?
一般的には、キーボードは市販されている物を買ってそのまま使うのが普通です。
そうではなくキーボードを自作するのは、基盤やキースイッチ、キーキャップなどのパーツを買って自分で組み立てることを指します。
個別にパーツを買うので、自分の好きなようにスイッチやキャップなどをカスタマイズすることができます。
組み立てにははんだ付けが必要なものとそうでないものがあるので、難易度も作るものによって変わってきます。
自作キーボードのメリット、デメリット
自作するメリット
キーボードを自作するメリットは、なんといってもその自由度です。
自分の使いたいキー配列を目指したり、あまり市販されていないようなサイズのキーボードを作ることもできます。
分離したキーボードを自作することも可能です。
一番使用感が変わるのはキースイッチなので、どんな種類のスイッチがあるのかを知っておくと良いでしょう。
自作キーボードの見た目はキーキャップとケースでほとんど決まるので、いろんなショップを漁ってみて好みのものを見つけましょう。
自作するデメリット
デメリットは価格や知識等のハードルの高さです。
基盤にキースイッチを付けるときにはんだ付けが必要になったり、個々のパーツを揃えなければいけないのが少し面倒に感じる人もいるでしょう。
ただ、ホットスワップというはんだ付けがいらない基盤もあるので組み立てのハードルは下げることができます。
パーツを揃えるのも、ショップの自作キットを利用することで楽になります。
自作キットにはキースイッチとキーキャップは入っていないことが多いのでご自身で選びましょう。
自作キーボードに必要なパーツ
PCB

キースイッチを取り付ける基盤です。
はんだ付けはこの基盤とキースイッチなどを接続させるために行います。
キースイッチ

赤軸だとか青軸だとかあるやつです。
キースイッチが変わると打ち心地が変わるので好みのものを選びましょう。
キーソケットを使うとキースイッチの入れ替えができるようになります。
ソケットを使わないなら基盤に直接キースイッチをはんだ付けすることになります。
キーキャップ
キーキャップはキーボードの見た目に直結します。
たいていはセットで売っていますが、色々入れ替えたりしたいなら個別売りのものがいいでしょう。
比較的値段も安いので、別のキーキャップに取り替えたりもしやすいです。
また、キーキャップに自分で印字したり、レジンなどをを使って自作することもできたりするので結構沼です。
スタビライザー

通常よりも大きいキーを固定させるために使います。
例えばエンターキーやスペースキーの部分にはめて安定させます。
スタビライザーがないとかなり使いづらいので必須です。
キープレート

基盤を保護したり、キースイッチを支えたりしてくれます。
基盤のサイズやキーの大きさに合ったものを選びましょう。
ケース

ケースもキーキャップ同様に見た目を決めるパーツです。
いろんな素材だったり色を選べるので選択肢が結構広いパーツでもあります。
パーツはどこで買うのか
自作キーボードのパーツは基本的には通販で揃えることになると思います。
日本のサイトももちろんあるのですが、海外のサイトの方が種類が揃っていたりするのでいくつかご紹介します。
遊舎工房

実店舗が秋葉原にある自作キーボード専門店です。
かなり有名なショップで、自作キーボードで検索すると上位に出てくることが多いです。
もちろん通販もあり、種類も豊富に取り揃えています。
TALPKEYBOARD
カラフルでシンプルなキーキャップが多い印象があります。
キースイッチの種類も多く、他にキーボードキットも数種類あります。
Drop
米国のショップで、グループバイの製品が結構多いです。
キーボードキットの数が多く、気になるキーボードを探してたらDropにある、なんてことがあります。
海外からの発送なので、遅くなりがちなのが欠点です。
AliExpress
中国の販売サイトで、こちらも数多くのキーボードのパーツがある。
完全な日本語に対応しているわけではないが、ちょっと怪しげな日本語訳がついているので意味は伝わります。
日本からの発想では無いので、届くまでに少し時間はかかります。
自作キーボードのデザイン
自作キーボードのキットなどを調べると様々なデザインのものと出会うことができます。
既存のデザインを見てどんな自作キーボードにするのか考えるのもいいですが、自分でキーキャップの色やケースをシミュレートできると便利です。
無料で使えるKeyboard Simulatorというサイトが公開されているのでそちらを使うと自作キーボードのイメージが湧きやすいのでおすすめです。
自作キーボード沼に踏み出そう
自作キーボード沼はとっても深いです。
キーボードはずっと使っていくので相棒のようなものだと思っています。
せっかくなら自作して自分に一番合う最高のキーボードを生み出しましょう!