CPUはPCの頭脳としての役割を果たしていますが、メモリはデータを一時的に保存しておく机のような役割を果たしています。
この記事ではメモリの規格や種類、容量の選びかたなどをご紹介します!
メモリ規格の種類
メモリには規格がいくつかあり、その表記方法は2種類あります。
一つは「DDR」から始まる表記と、もう一つは「PC」から始まる表記方法です。
ここでは主に「DDR」での規格の種類についてご紹介します。
例えばDDR4やDDR5などで、もちろん数字が大きい方が新しくデータ転送速度が速く性能もいいです。
今のところDDR5が一番新しい規格で、性能もいいですが対応しているCPUやマザーボードでないと使えません。
メモリはもう少し細かく分かれており、DDR4-2666やDDR4-3200などさらに数字が続きます。
こちらでも数値が大きいほどデータ転送速度が速くなりますが、そこまで重要かと言われるとそうでもありません。
メモリの選び方
メモリ容量
メモリを選ぶ上で一番大事にすべきな部分はメモリ容量です。
ネットサーフィンやエクセル等しか使わないならば最小の4GBでも問題ないとは思いますが、そうでないならば最低でも8GBは欲しいです。
一般的な使い方でメモリを64GBも必要とすることはそこまでないので、8GB〜32GBから選ぶことになります。
特にPCゲームをするようならば、8GBだと不安なので16GB以上にすることをおすすめします。
マザーボードとの対応
マザーボードにはそれぞれ対応しているメモリの規格があります。
対応しているものでないと動作しないのであらかじめ確認する必要があります。
同じ「DDR4」でも2666までに対応しているマザボにDDR4-3200を搭載することは可能ですが、DDR4-2666までしか動作しません。
その他PCパーツ全体に言えることですが、マザボとメモリには相性問題があります。
相性が悪いと、規格は合っているのにうまく起動しないなどの不具合が発生してしまいます。
相性を確認することは難しく、製品名で調べるか、返品や新品交換に対応しているものを買うといいでしょう。
デュアルチャネル
デュアルチャネルとは、同じメモリ容量でも1枚ではなく2枚組で使うことです。
例えば16GBなら、8GBのメモリを2枚使って16GBとして使うような状況を指します。
メリットとしては、物理的なメモリの数が増えるので一度に転送できるデータ量がほぼ2倍になります。
性能アップが見込めますが単純に転送速度が2倍になったりするわけでないのでご注意ください。
デュアルチャネルにするのは簡単で、メモリを買うときに2枚組のものを買うだけです。
おすすめのメモリ
CFD Selection W4U3200CM
CFDのシンプルなメモリで、基盤むき出しでヒートシンクなどはついていません。
そもそもメモリは他のパーツに比べて高温にはならないのでヒートシンクはそこまで重要視しないでいいと思います。
シンプルゆえに価格も安く、見た目を気にしないならおすすめです。
Corsair VENGEANCE RGB PRO
PCパーツや周辺機器のメーカーとしても有名なコルセアのメモリです。
ライティングに対応したメモリをいくつか取り扱っており、VENGEANCEはメモリ本体のカラーリングとしてブラックとホワイトから選べます。
ガラスケースを採用しているとメモリもがっつり見えるので、ライティングを意識している方にはおすすめできるメモリです。
まとめ
メモリの選び方やおすすめのメモリについてご紹介しました。
価格の浮き沈みが起こりやすいパーツかつ安くなるタイミングもよくわからないので、欲しいときに買うのが一番です。
外装にこだわっているメモリもあるので、自作PCを彩るパーツとしても一役買ってくれると思います。