皆さんは計算ツールを使っていますか?
複雑な式などのグラフを自分で書くのはたいへんですよね。
計算ツールとは数式を入れると自動で解を計算してくれたり、グラフまで書いてくれる超便利な機能で、理系の方には必須のツールだと思います!
なかでも、Wolfram Alphaというサイトが無料で使えるうえにかなり便利なので紹介します。
Wolfram Alphaとは?
Wolfram Alphaは無料の計算ツールです。(有料版もあります)
現在は日本語にも対応しています。
以下のリンクから利用でき、登録等は必要なしに使えます。
Wolfram Alphaの使いかた
まずは数式の入力

トップページを開くと上のような画面が開かれます。
この矢印のある赤枠の中に数式を入れましょう。
(例)円の方程式を入れてみます。

すると、グラフ、解などをたちどころに表示してくれます。

途中式を見ることができる
積分や微分など、結果が欲しいのはもちろんだけど、途中式も欲しいですよね。
Wolfram Alphaならできます!

計算結果のステップごとの解説、というところをクリックすると解法のうちの1つが見れます。

長かったので省略しましたが、かなり丁寧に記されていました。
Pro版だと様々な解法が乗っているらしいです。
拡張キーボードが便利
さらに便利な機能があります。
検索欄の下の拡張キーボードというものです。

ここをクリックすると、さまざまな記号が出てきます。

ここにはギリシャ文字があるだけでなく、積分記号や総和、偏微分や微分演算子のデルタなどの主要な数式で使われる記号があるので、かなり多くのことができるはずです。
計算の方法を調べる
たとえば、行列の計算をしたいけどどのように入力したらいいかわからない…という場合でも、例があるので問題なく計算することができます。

赤枠の例を見る、というところをクリックするとジャンルごとの例が出てきます。

何やらたくさん出てきましたね。
数学だけで見てもかなりたくさんあるのがわかります。

この中から自分の目的のものを選ぶだけでいいのです。
各項目をクリックすると、さまざまな計算方法が出てきます。
線形代数の中に行列の計算方法がありました。

行列の掛け算をやってみると、ちゃんと計算結果が出ています。
あとは内部の数値を自分の求めたい値にするだけですね。

数学以外にもできること
数学以外にも、科学とテクノロジー、社会と文化、日常生活というトピックがあります。
私は数式の計算以外で使ったことはないのですが、青銅器時代の年代、アルゼンチンの歴代大統領、歩いた時の消費カロリーなど、実に様々なことが計算できるようです。
科学とテクノロジーの欄にPhysics、とあったので見てみると、これまたたくさんの例が出てきました。

かなり多くの分野に対応していそうですね。
まとめ
ここまで多機能なのに無料というのはすごいですよね。
自分もかなり重宝しています。
私は数学の授業で教授から教えてもらったのですが、それほど優秀なツールである、ということだと思います。
みなさんもぜひ有効活用してみてください!