文書を作成するのにソフトには、有名なWordや無料のGoogle Documentなどが一般的ですよね。
しかし、実験のレポートなど、数式や表などを多用する場合はLaTeXを使うほうが楽な場合があります。
LaTeXを自分のPC内で使うには、そのための環境構築をする必要があるのですが、少々めんどくさいです。
とりあえず文書を作れればいいから…という人にはWeb上で使えるサービスの、Cloud LaTeXがおすすめです!
そこで、この記事ではCloud LaTeXの使い方について説明します。
Cloud LaTeXとは?

通常、LaTeXで文章を書くにはPC側で環境構築をする必要があります。
しかし、環境構築をするには多少の手間が必要であり、不慣れな人には難しい面もあります。
その手間なくLaTeXを、オンライン上でできるようにしたのがCloud LaTeXです。
Cloud LaTeXは株式会社アカリクによって開発されたオンラインサービスで、アカウント登録をすることで無料で使用することができます。
アカウント登録が必要

上のリンクからCloud LaTeXのサイトへ行けます。

新規登録からアカウント登録をしましょう。
アカウント登録にはメールアドレスと学生なら学校名を入力する必要があります。
Cloud LaTeXの基本的な使い方
プロジェクトの作成
何をするにしても、まずはプロジェクトを作成しましょう。

新規プロジェクトをクリックして、プロジェクト名を入力します。

今回はとりあえずTestという名前で作りました。
画面の操作方法

プロジェクト名をクリックすると上のような画面が出てくるので、左のファイル部分のmain.texの部分をクリックしましょう。

この真ん中の部分がエディタです。あらかじめ書かれている部分はテンプレートなので、消しても大丈夫です。
右側はコンパイル画面です。エラーなどもここに出ます。
左側はファイル操作部分です。左上の+を押すとファイルをアップロードできます。

画像はここからアップロードできます。
PDF化と印刷方法

丸で囲まれている部分をクリックするとPDF化できます。

これでダウンロード、印刷をすることができます。
Cloud LaTeXを使う上での注意点
便利なCloud LaTeXですが、いくつか知っておきたい注意点があります。
容量とプロジェクト数に制限がある
オンラインサービスなので、無限に使えるわけではありません。
使用できる容量は1024MBで、プロジェクト数は999個までの制限があります。
とはいっても、そこまで厳しい制限ではなく、普通に使っている分には全く問題ない容量です。
そこまで気にする必要はないので、一応頭に入れておく程度でよいでしょう。
オフラインでは使えない
クラウドサービスであるため、当然ですがネットにつながっている必要があります。
オフラインで使いたい場合は面倒ですが環境構築を行う必要があります。
しかし、急用でなければ、ネットにつながっていないときに文章を書きたいときはメモなどに書いておいて、あとでCloud LaTeXを使えばよいだけなので、そこまで大きな問題ではないと考えられます。
まとめ
アカウント登録をするだけでLaTeXをつかえて、PDF化までできるのは便利ですよね。
特にオンライン上でのサービスであることさえ押さえておけば本当に便利なので皆さん使ってみてください!
私自身もレポートを書くときにはCloud LaTeXを使っていますし、環境構築が面倒な人にはおすすめです。
LaTeXの使い方はこちらから↓↓↓