大学院試では、ほとんどの大学で面接試験が採用されています。
筆記試験の合格後だったり、面接試験のみだったり大学によって状況は異なりますが、大学院試験での重要な項目です。
この記事では、
・大学院試験の面接の特色
・大学院試の面接対策
などを私自身の実例も含めてご紹介します!
面接は筆記試験に合格した後
大学院入試で筆記試験と面接を行う場合、面接は筆記試験に合格した後に行います。
内部進学で成績優秀者な面接のみ、また自分の研究している内容を発表するような試験をとっているといった特例のある学部もあります。
大学院試は大学によってそれぞれ多少異なるので募集要項を確認しておきましょう。
大学院入試の面接の特色

ここからは主に筆記試験に合格した後の面接試験について書いていこうと思います。
志望動機と大学院でやりたい研究
面接試験で何を聞かれるかはその瞬間にならないとわかりません。
ただ、ほぼ確実に聞かれるのは大学院に進学する志望動機と大学院でやりたい研究です。
志望動機ややりたい研究は願書でも書くことを要求されがちなので、あらかじめ準備しやすいと思います。
ただ、やりたい研究についてはその道の専門家である教授を相手にするわけですから、適当なことは言えません。
研究分野についてきちんと調べ、またその研究室でどのような研究をしているのかを理解しておきましょう。
筆記試験の出来について
面接では自分の筆記試験の結果についての自己分析を聞かれる場合があります。
結果自体を教えてくれるわけではなく、あくまで自分で解いてみた感覚を聞かれます。
できた部分と解けなかった部分、特になぜ解けなかったのかを考えておきましょう。
筆記試験が終わった後に問題の確認、せめて解法がわかるくらいにはしておくといいでしょう。
口頭諮問の有無
面接の時に口頭諮問がある場合もあります。
口頭諮問といっても分野によって程度は異なり、理論系の研究室ではガッツリ聞かれる可能性が高いです。
というのも、そもそも面接の時間が異なり、実験系に比べて理論系は長めの時間設定になってるからです。
実験系でも口頭諮問がないわけではなく、研究分野についての質問だったり実験装置や何を検出しているのかを聞かれる可能性があります。
大学院卒業後の進路
大学院には修士課程と博士課程がありますが、今述べているのは全て修士課程進学についてです。
そのため、修士課程卒業後の選択肢としては博士課程進学か就職があります。
この卒業後の進路を面接で聞かれるかもしれません。
この選択は進学後に決めるのでは遅いので、仮でもいいので試験のタイミングで決めておく必要があります。
大学院入試の面接対策
研究室の先輩に聞く
研究室の先輩は自分と同じように大学院試を受けているので、どのような面接だったかを知る身近な人です。
そのため、研究室の先輩の面接の時と似たような質問をされる可能性は高く、聞いておいて損はないでしょう。
年によって面接の内容が多少違うことはもちろんあるとは思いますが、大まかな内容は変わらないと思います。
私が先輩に聞いたところ、筆記試験できていれば大丈夫だし、人数が溢れてなければいけると思う、とのことだったので面接の心配はほとんどされませんでした。
研究分野についての勉強
先ほど述べましたが、面接では研究計画や口頭諮問など、自分の進む研究分野にまつわる質問が多いです。
研究分野についての勉強と一言でいってしまうと範囲はとてつもなく広くなってしまうので、特に研究室でやってる実験にまつわる物理や、実験で使う装置について勉強しておくといいでしょう。
面接の時には自分の言葉にして話すので、実際に口に出して練習しておくと本番でスラスラと答えることができるはずです。
面接の参考書等は基本的にはない
面接対策の参考書などはあまりないので、頼りにするのは難しいです。
特に、筆記試験とは違って面接は決まった答えがあるわけではないです。
研究分野などについてあらかじめ勉強しておくことで、自分の中の引き出しを増やしておきましょう。
合格は目の前
面接試験しかない場合を除けば、筆記試験合格後の面接は比率が小さいです。
そこまで行けば合格は目の前で、変なことをしなければ大丈夫だと思います。
緊張するとは思いますが、ここさえ乗り切れば、と気持ちを保ちましょう。
ただ、筆記試験は合格したのに面接で落とされたという話は自分はあまり聞いたことはないですが、可能性としてはあります。
大学院に進学した後にも役立つので、研究分野等の勉強をしてから面接に挑みましょう!