C++の環境構築にはいくつか方法がありますが、ここではエディタとして人気のAtomを使ってみようと思います。
大まかな流れとしては、MinGWからGCCを導入して、Atom側でパッケージ等を入れる感じです。
環境構築にしてはそこまでややこしくないはずなので気軽にやってみてください。
MinGWからコンパイラを入手する
MinGWをインストールする
まず以下の公式サイトからMinGWをダウンロードします。
青いWindowsマークの部分を押すとダウンロードが開始されます。
ダウンロード後にインストーラーを起動して、Installを実行していきます。
ここでは特に変更は加えずにContinueして大丈夫です。

Continueするといくつか処理が進んだ後に下の画像のウィンドウが出てきます。
追加でmingw32-base-binとmingw32-gcc-g++-binにチェックを加えて、左上のInstallation-Apply Change-Applyをクリックします。

これでダウンロードが終了したら完了なのでCloseを押して大丈夫です。
環境変数からPATHを通す
PCの設定から詳細情報を開き、関連設定のシステムの詳細設定を開きます。

出てきたウィンドウの下の環境変数をクリックします。
下のシステム環境変数という欄からPathを選択して編集をクリックします。

参照をクリックしてC:\MinGW\binを指定してください。
そうすると下の画像のようにC:\MinGW\binが新しくできているはずです。

ここまでできればMinGWを使った準備は完了です。
Atomの準備
Atomのインストール
そもそもAtomのインストールをしていない人は公式サイトからダウンロードしましょう。
こちら側で特に必要な処理はないので、インストーラを実行するだけで行けます。

パッケージのインストール
この時点でC++のファイルを作って、コマンドプロンプトからコンパイルして実行すればC++のプログラムはできます。
しかし、Atomはカスタマイズが自在で使い方によっては非常に便利になるエディタです。
ここではおすすめのパッケージをいくつか紹介します。
パッケージは、左上のFile–Settingをクリックすると出てくるウィンドウのInstallからダウンロードできます。
platformio-ide-terminal
このパッケージではAtomから直接コマンドプロンプトがいじれるようになります。
いちいち他のウィンドウに移動しなくてよくなるので使い勝手がいいです。
使い方は簡単で、左下の+ボタンを押すことでAtomのウィンドウ下部にコマンド入力ができるようになります。
linter-gcc (linter)
プログラムを書いている途中にエラーがあったらエディタ上で教えてくれるようになるパッケージです。
linter-gccを使うためにlinterもインストールしておく必要があります。
Atomは魅力的なエディタ
この記事では統合開発環境などではなくAtomでのC++の環境開発をしてみました。
統合開発環境は、これさえ使えばOKみたいな気楽さがあるのですが、それをしないのはただAtomが使いたかっただけです。
基本的には自分の使いやすいものを見つけてみてください。